【あれから7年かぁ〜】
おはようございます。
つけ麺★天下 篠田仁志です。
今年も、この日がやってきました。
昨年も、その前も、この事を書こうかどうか悩みましたが、
『風化させては行けないから・・・!
伝えて行って欲しい!』と、
陸前高田のおばあちゃんと約束したので、
書きます。
7年前の本日、14時46分。
2万2千人以上が犠牲になった、
東日本大震災が、今日で7年になる。
その日の朝、私は
新宿で、バレエ(ダンス)のレッスンを、
午前中に済ませ、
東京・中野にある、劇団事務所に行く途中、
後輩の原田洋二郎 と、歩いていました。
地面が揺れるとは、
このことか!!!
と思うほどの揺れ。
猫などの動物は道路に出て走り回り、
電信柱は、倒れるかと思うくらい、
グラングランと揺れる。
これは、凄いことになると・・・
頭をよぎりました。
そして・・・。
あの震災のころ、
私は俳優活動をしており、
劇団スタジオライフにて、
『11人いる!』&『ファントム』の舞台の稽古&本番が、
二本入っていました。
劇団の俳優仲間や事務所スタッフの皆んなで、
『こんな時期に、舞台などの
エンターテインメンとをやるべきか?
やめるべきなんじゃないか!?』
と、真剣に議論しました。
ほかの集団やメディア等は、
こぞって、中止をしていたからです。
その結果…
私達は決断をしました。
こんな時期だからこそ、
演劇を通じて、
皆様の気持ちや心が元気に・・・
癒すことができるよう、精一杯やろう!
劇団スタジオライフのみんなで足並みを揃え、
助け合い、少しでも勇気付けることができれば…。
と…そんな気持ちで挑んだ事を鮮明に覚えています。
その後、6月くらいとなりましたが、
いてもたってもいられず、
岩手県陸前高田市の震災ボランティアに三回ほど、
個人でですが、足を運びました。
震災の方々の癒しの場として、「足湯」のボランティア。
第一般ボランティアとして、
瓦礫撤去や清掃作業などをしました・・・。
ボランティア当日は、朝7:00に、
社会福祉センターに集合し、申請し、
やることや、行き先が決定される。
毎回違いましたが、
今回は、陸前高田市の海岸沿い近隣の、
側溝の土砂やごみ出し。。。の事について。
団体ごとにバスに乗り込み、
ボランティア活動の拠点、
遠野から約70分~80分で現地に到着。
まず、目に飛び込んできたのは、
やはり、瓦礫の山。
そして、悪臭。
それを横目に、その反対側には、
綺麗な海が広がっている。
そして、公団住宅のビルなんですが、
5階建ての4階までは水に浸かり、
反対側まで突き抜けている。
5階に関しては、そのままになっていた。
それにしても、本当に凄い津波だったって事が
これを見て実感し、鳥肌がたったのを思い出します。
バスが現地に到着し、
班ごとにそれぞれのポジションを支持される。
ここの場所での、全ての参加者は、大体、120名位で、
そんな中、私は、12人位のチームの
「班のリーダー」
となり皆をまとめることに・・・。
スコップや鍬、一輪車・・・などを
それぞれ手に、作業開始。。。。。
私たちは、鉄道と山際の間にある、
「側溝の泥かき」を担当。
津波で流れ、そこに溜まった、石ころ、砂利、瓦、泥・・・
家庭用道具・・・のさまざまな物を、
スコップでかきだしたり、運んだりする。
この日も、朝から移動し、
取りかかり、黙々とやっていたわけですが、
この日の気温は、震災後、最高気温を達成!
そんな気候でもあり、昼過ぎになると、
仲間の一人が、
熱中症の症状になってしまった。
彼女は、バスの中で待機し、休みをとり、
何とか大丈夫だったのですが、
さまざまな事を考慮し、隊長の指示により、
この日の作業は、昼の1:30には終了に・・・。
これから、夏に向けて、
絶対に注意していかないといけないこと!!!
それは、くれぐれも、無理はぜず、
水分・塩分ととり、小まめに休憩をしながらやる!!!
そんなルールが自然とできていました。
今回の作業としては、
約30mの位の範囲の側溝の泥かきを、
この120名位でやるのですが、
やはり、地道な作業で、
大勢でやっても、
一日かけてもなかなか終わらない。
これが、この街中~東北じゅうなのだから、
まだまだ何十年かかるということ・・・
を実感したのを思い出しました。
仮設住宅の皆さんとも仲良くなり、
子供達と遊んだり、
おばちゃんやおじいちゃんから、
色々話を聞いたり…
沢山の想いを伝えられました。
その中に、
『いいことも…良くないことも…
あんた達に伝えて行って欲しい!
風化させてほしくないょ』
という、おばあちゃんの言葉。
今回文章では書ききれない、
沢山の想いをみんなに伝えていくことを約束しました。
私は、三回ほどのボランティアでしたが、
人それぞれ
”できる事を・・・”
これからも、
ずっとずっと・・・
それ以外の事でも・・・、
皆さんの心の中で想い、
何かに実行し、
支援して頂けると嬉しいです。
そんな想いを込めて、
今日も一日元気で営業します。